「産める」体になるために知っておくべき前提知識 〜「産む」と「働く」の教科書〜
こんにちは!IT系アラサーOLのスプラウトです(`・ω・´)
最近読んだ本が、なかなかためになったのでブログにまとめておこうかと思います。
「産む」と「働く」の教科書。おそらくアラサー世代の私たちにではなく、大学生くらいの女性に向けた本のようです。
本は「産む」と「働く」に内容が分かれているのですが、「産む」に関する情報が特に豊富にありました。
その中でも知っておいたほうが良さそうなことをいくつかピックアップします。
染色体異常のリスク
ダウン症などの染色体異常の子どもが生まれる頻度は年齢と共に上昇します。
その中でも特に、40歳を過ぎると急激に上昇。
母親の年齢(歳) | 染色体異常の子どもが生まれる頻度 |
---|---|
20 | 1/526 |
25 | 1/476 |
30 | 1/384 |
35 | 1/192 |
38 | 1/102 |
40 | 1/66 |
42 | 1/42 |
44 | 1/26 |
46 | 1/16 |
48 | 1/10 |
自然流産率
妊娠初期の自然流産は、上記の染色体異常によるものが多いのですが、上記に伴い、自然流産率も年齢と共に上昇します。
母親の年齢 | 自然流産率 |
---|---|
30代前半 | 10%程度 |
30代後半 | 20%程度 |
40代 | 40%以上 |
これって、学校では絶対教えてくれなかった情報やなー。
妊娠高血圧症候群やその他トラブル
妊娠高血圧症候群を発症する頻度は、20~39歳を1とすると40歳で2.5倍。妊産婦死亡率は20歳で10万人あたり1.4人、30歳で3.3人ですが、40歳では11.6人、43歳では38.0人
このような記載もありました。
つまりは実態として、年齢を重ねると共にリスクが格段に上がっていくということ。
ふわっと30歳や35歳までに産んだほうがいいよと言われたことがあったけど、医学的な根拠がちゃんとあったんですね。
卵子の数の変化
妊娠したときのリスクとは別に、「妊娠しやすい体であるか」ということについても、年齢と大きく相関関係があります。
これはあくまで平均値ですが、以下のようなデータがあります。
女性の年齢 | 卵子の数 |
---|---|
胎生(まだ産まれてないとき) | 約700万個 |
出生時 | 約200万個 |
思春期(中~高校) | 20万~30万個 |
閉経時(50歳前後) | 0個 |
これはAMH(抗ミュラー管ホルモン)の値と大きな相関があるのですが、人によってホルモン値にはかなりのばらつきがある。
極端な話、25歳の年齢だとしても、閉経間近の人と同じくらいの卵子しか持っていない人もいるようです。
ちなみに自分がどの程度のホルモン値があるかというのは、病院で検査できるようです。
妊娠する確率
妊娠する確率、つまり「健康な男女が排卵日に合わせて避妊をせずにセックスしたときの妊娠確率」を調査したデータがあります。
これも、年齢と共に大きな変化があります。
年齢群 | 妊娠確率 (男性と女性が同年齢) | 妊娠確率 (男性が女性より5歳上) |
---|---|---|
19歳~26歳 | 55%程度 | 45%程度 |
27歳~34歳 | 40%程度 | 40%程度 |
35歳~39歳 | 28%程度 | 18%程度 |
こちらも先ほどのデータと同様に、歳を重ねるとともに妊娠そのものがしづらくなるということをあらわしています。
逆に言うと、若いときは、避妊をしっかりしないと高い確率で妊娠してしまうということでもあります。
妊娠を望む人、望まない人双方が、知っておきたいデータですね。
このように、年齢と共に女性の体は自然と変化していきます。
不妊治療をする場合の成功率も圧倒的に変わってきます。
スプラウトは若くして産め派では決してないですが、実際に子どもを「産みやすい」時期は限られているというのが事実。
それを知った上で人生設計をすべきやなと、切に感じました。
ほな、まったね〜(`・〜・´)ノシ
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