図書館職員がオススメする0歳・1歳・2歳向け絵本30選
私の住んでいる自治体の図書館が0歳・1歳・2歳児向けにオススメの絵本を紹介しておりまして、結構知らんやつも多かったのと、図書館がおすすめしている本は長く愛されとる良本が多いんで、備忘録的に書いておきたいと思います。なんと30選!長いですよん。
絵本
いないいないばあ
これはスプラウトも持っていて、昔も家にあった超有名な本。ページをめくる本の特性をうまく活かして、「いない、いない、ばあ」を楽しめます。
同じシリーズで、「のせて、のせて」や「おふろでちゃぷちゃぷ」などの遊びながら楽しめる本がいくつもあります。ちなみにこれも持ってる人多いかも。
くだもの
すいか、もも、ぶどうなど、本物と同じはっきりした絵柄で、皮を剥いた状態も描かれている果物の本。これもわりと古い本で、長い間親しまれてきた絵本ですね。
同じシリーズに、「いちご」「やさい」「おにぎり」などがあります。
どうぶつのおやこ
身近な動物や動物園にいる動物など、図鑑のように手抜きのないタッチで描かれている本。字のない絵本ですが、よく書き込まれた絵の良さが伝わってきて、いろいろなストーリーを語ってあげることのできる絵本です。
がたんごとん がたんごとん
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: 単行本
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赤ちゃんが、いつも使ったり、飲んだり、食べたりしているものが、4連結の汽車に乗ります。がたんごとんの響きに乗って、どこまで行くのかな?終点でみんな降りると、楽しいおやつタイムです。
かたんごとんと繰り返しが心地よいリズムが楽しい1冊。
くっついた
「きんぎょさんときんぎょさんがくっついた」と、どのページも「くっついた」の繰り返し。それがなぜかあたたかい気持ちになり、図書館のおはなし会での読み聞かせでも喜ばれている絵本。
この本は著者のデビュー作で、2冊目の「なーらんだ」、3冊目の「わたしの」も出ています。セットでも購入可。
三浦太郎のあかちゃんえほん(全3冊セット) (三浦太郎の絵本)
- 作者: 三浦太郎
- 出版社/メーカー: こぐま社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
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ぴょーん
ページをめくると、いろいろな動物がぴょーんと飛び上がります。ぴょーんと飛び上がる開放感が伝わってきて、動物達のユーモラスな姿に思わずほほえんでしまうかも。
読んでもらった子どもも、一緒にぴょーんと飛び上がってみたくなる絵本です。
おててがでたよ
おててがでたよ―くつくつあるけのほん2 (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1986/06/20
- メディア: 単行本
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赤い布をかぶったあかちゃんが、おてて、あたま、おかおと順番に出してゆき、大きな服を着ます。やったあ!着られたときの満足そうなお顔は見物です。
はっきりとした色合いで、赤ちゃんの目を引く絵本です。
ぶーぶーじどうしゃ
男の子が大好きな自動車がたくさん出てきます。コンビカーに乗った男の子が いろいろな車を案内してくれます。この子の置きさと実物の車の大きさを比較できるなど、ちょっぴり知識も入ってます。
車に興味を持ち始めた子にぴったりの絵本!
もこもこもこ
「しーん」としたところから、「もこ」っと何かが出てきました。「もこもこもこ」と大きくなっていく…という不思議な本。言葉のおもしろさと絵のおもしろさで、子どもの想像力をかきたてる絵本です。
同じ画家で、「カニツンツン」「もけらもけら」などの楽しい絵本もあります。
にんじん(いやだいやだの絵本)
「にんじんすきなこだあれ」と動物達がおいしそうににんじんを食べています。この本を見て、ニンジン嫌いがなおっちゃうかも!?
この他にも「もじゃもじゃ」「いやだいやだ」「ねないこだれだ」など、いやいやをなおす本があり、どれも人気です。
おやすみなさいのほん
おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
- 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,ジャン・シャロー,いしいももこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1962/01/20
- メディア: ハードカバー
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おひさまが沈み、外が暗くなると、小鳥も魚も羊も眠りにつきます。ふねも、車も飛行機もエンジンを止めます。
静かな夜がやってきて、子ども達は安らかな眠りにおちていきます。お休み前の落ち着いたひとときを、子どもと一緒に過ごす本。
がちゃがちゃどんどん / ころころころ
赤ちゃんは、リズミカルで心に響いてくる繰り返しの音が大好きです。
がちゃがちゃ どんどん かーんかーん ちんちん りんりん…などの楽しい擬声語に、色々な音といろいろな形がくっついています。
ころころころころ…いろんなところを小さい丸がころがります。
絵本の中の色や形にあわせて読んであげましょう。
こんにちは(くまくんの絵本)
おはなやとり、ねこ、いぬなどに「こんにちは」 といって歩くくまくん。最後には、パパにあいさつをして抱き上げてもらうと、とてもうれしそう。
子の他にも、パパが登場する「おふろだ、おふろだ!」「おとうさんあそぼう」があります。お父さんの読み聞かせにいかがでしょうか。
おんなじ おんなじ
「おんなじ」ということは、幼い子にとってとてもうれしいものです。お友達のぶうとぴょんは、くつも帽子もおもちゃも同じ。でも、違うものもあります。違うものはなにかな?
白地に黒の線で輪郭がはっきり描かれていて、みやすく、また、幼い子の心理をよくとらえた、特に男の子に人気のある絵本。
でてこい でてこい
「でてこい でてこい」と呼びかけてページをめくると、帰るやうさぎなど幼い子にもおなじみの動物があらわれます。呼びかけの言葉が調子よく、「何がでてくるのかな」という期待で読み進めます。
デザイン化された動物が、白い余白に緑、赤、青で描かれた美しい一冊。
なーんだなんだ(とことこえほん)
- 作者: カズコ・G.ストーン,Kazuko G. Stone
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
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タイトルの「なーんだなんだ」の繰り返しが楽しく、赤、黒、白のコントラストがおしゃれな絵本。後の方で出てくる子パンだがとてもかわいい!!
とことこえほんシリーズの1冊で、ほかに「このおとだれだ?」「こわくないこわくない」「はやいぞブンブン」「むしさんどこいくの?」などがあります。
だっこだっこねえだっこ
赤ちゃんはみんな抱っこが大好き。猫の赤ちゃんも、犬の赤ちゃんも、たこの赤ちゃんも…。お母さんの愛情を感じられる絵本。
この絵本は「ねえねえ・えほん」というシリーズの1冊で、他にも「おんぶおんぶねえおんぶ」「あんよあんよねえあんよ」の2冊があります。
どんどこももんちゃん
どんどこどんどこ、ももんちゃんがいそいでいます。川をわたし、山をのぼり、くまさんもおしのけて。ももんちゃんが行こうとしているところがどこか分かったら、きっと親子で安心できることでしょう。
ももんちゃんシリーズは全部で11冊出ています。
うしろにいるのだあれ
ぼくのうしろにいるのだあれ→かめくん→かめくんのうしろにいるのだあれ…と、うしろにいる動物を親子で当てながら楽しんで読める絵本です。
これはシリーズになっていて、「のはらのともだち」「みずべのなかま」など、沢山の種類が出版されています。
ちいさなうさこちゃん
ちいさなうさこちゃん (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)
- 作者: ディックブルーナ,Dick Bruna,石井桃子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2000/12/01
- メディア: 単行本
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うさこちゃん誕生のお話です。ふわふわさんやふわおくさんの愛情に包まれてし合わせそうなうさこちゃんに読者の心もなごみます。
ブルーナーの「子どもがはじめてであう絵本」の第一作目。単純で輪郭のはっきりした絵本は幼い子にも見やすいものです。シリーズから沢山絵本が出ているので、お気に入りを探してみてはいかがでしょう。
タンタンのぼうし
おさるのタンタンは素敵な帽子を持っています。エイッと投げると、必ず何かを捕まえてタンタンの頭にもどってくるのです。タンタンの表情がなんとも可愛く、何度でも読んであげたくなる絵本です。
他にも「タンタンのハンカチ」など、タンタンを主人公にした絵本がでています。
しろくまちゃんのほっとけーき(こぐまちゃんえほん)
スプラウトもこどもの時に読んだ本。
しろくまちゃんがほっとけーきを作ります。ぽたあん・ぷつぷつ・やけたかな・まぁだまぁだ・しゅっ・ぺたん・ふくふく・くんくん・ぽいっ・はいできあがり。
おいしそうな匂いまでしてきます。
身近な題材の絵本は、子どもに大人気です。
たまごのあかちゃん
たまごのなかでかくれんぼしているのはだぁれ?まだ見たこともない生き物が登場します。くっきりした絵がとても楽しくて、自然にたまごから生まれる不思議を考えさせてくれます。
大きくなって動物園に行ったとき、親子でこの絵本を思い出しながら楽しんでもよいですね。
あいうえおはよう
絵や文字もすべて刺繍とアップリケでできている珍しい絵本。布の温かみが伝わってきます。三つ子のこぶたと一緒に五十音の言葉遊びをリズムにのせて楽しみましょう。
同じ三つ子のこぶたが登場する「ぼくたち1ばんすきなもの」も刺繍の絵本です。
ゆったりのんびり、赤ちゃんとの時間を楽しむのに良い絵本です。
あかちゃんとあそぶ絵本
開いたり閉じたりする単純なしかけ絵本です。問いかけがあって、折ってあるページをめくると答えの文を絵があらわれます。
シリーズの1冊「あけてみたいな」では、「あけてみたいなかがみ」と問いかけ、開くとかがみに映っているぼくが描かれています。ぼくは「ぎんぎんきらきらおほしさま」と両手を上げています。ページの下段には、赤ちゃんと体を使って遊ぶ動作も書いてあるため、絵本でも遊び、体でも遊べるシリーズです。
わらべうたの本
ととけっこう よがあけた
わらべうたの本で、「ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな」とお母さんのやさしい声で、ひよこやこねこ、こぶたなど、動物の子どもたちが目を覚まします。
同じシリーズの絵本で、「まてまてまて」「ちびすけどっこい」などもあります。
「わらべうた」で子育て 入門編
- 作者: 阿部ヤヱ,福音館書店母の友編集部,平野恵理子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/10/25
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この本のカバーから引用して紹介。
どんな育児書よりも、まっとうで、わかりやすい、子育ての道しるべが、ここにある。
目が見え始めた赤ちゃんと正面から向き合って、目をみつめて、声をかける。そこから、「わらべうた子育て」は始まります。
おむつを替えるとき、あやすとき、しかるとき、寝かせるとき…、子どもと暮らすあらゆる場面に「わらべうた」が登場!「わらべうた」は、子どもと大人を楽しくつなげてくれる魔法のことばです。
あかちゃんとお母さんのあそびうたえほん
昔からのわらべうたやあそびのうたに、動作の絵がついています。うたに合わせて赤ちゃんとふれあって遊びましょう。時には、絵本として読み聞かせをするように絵を見せて歌ってあげてもよいです。
みんなであそぶわらべうた
古き良き時代を思わせるわらべうたが取り上げられています。
この本には楽譜も載っているので、はじめての人におすすめです。
わらべうたを表現する子どもたちの姿が生き生きと描かれているので、この絵本も読み聞かせをして楽しむことができます。
ということで、図書館がおすすめしてくれている、0歳・1歳・2歳児向けの絵本・わらべうたの本の紹介でした!
ほな、まったね〜(`・〜・´)ノシ
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