地元から都会に出て働くキャリア女子に捧ぐ本 ~点をつなぐ~
こんにちは!IT系アラサーOLのスプラウトです(`・ω・´)
最近、異動の調整中ということもありすごい暇。ヒマすぎて死にそうなんで、本を読んだりしとるんよね。
特にこれからとる産休・育休に関すること、女性としての幸せに関する話、母になったあとのキャリア選択など、自分自身が置かれている境遇や環境に近いものを選びつつ読んだりしてます。
その中でも、さらっと読めて、あとからじわ〜てきたのを紹介。
物語の概要
主人公の滝口みのり(28歳)は大学受験のために上京し、そのまま大手コンビにチェーン店に就職。自分のやりたい仕事にもつけた。
ただ、成果はそこそこ。キャリアとしての目標には届かない。
たまに地元に帰ると、昔の友達はみんな結婚し、子どももいる。話についていけない。
果たして、自分の選んできた選択肢は、正解だったのか?みのりは悩み始める。
悩みつつもまた、時も仕事も進んでいく。自分で選ぶことの大切さを考える物語。
スプラウトが物語を読んで
さらっと2時間程度で読めた本。200pくらいで、文字数もそこまで多くない。
あまり劇的な展開もなく物語は終わるので、がつーんとした衝撃のようなものはないかな。
ただ、この主人公、あと1ヶ月で29歳という設定だったんやけど、実はスプラウトもあと1ヶ月で29歳。全く同じ。
私も就職で上京してきたんで、境遇も似てるんよね。
それもあってか、主人公の思うこと、めちゃめちゃ分かる。スプラウトが結婚する前に感じていたこと、結構似とる。
以下は、物語じゃなくてスプラウトが結婚前に感じとったこと。
地元に帰るとみんな結婚て子どももいる。集まる時間も夜じゃなくて昼。お酒もなし。
話す内容は、子どものことや、旦那のこと、派遣先の職場におるお局の愚痴。
自分のキャリアについて語ったりなんかしーひん。でも、女としては幸せそうにも見える。
私は一人上京して、朝から終電まで仕事。すごいねーって言われても、なんていうか、違和感。別に、すごくないんよ。まだまだ全然なんよ。力が足りてへんくって、やからがむしゃらなんやで?・・・ってそんな話、できひん。
みんなが地元で集まった写真をFacebookにあげとったり、みんなでスノボに行ったりしとるんも、大体仕事で行けへん。みんな、楽しそうやなーって、ちょっと蚊帳の外感。
あれ、これって私、ほんまに幸せなんかな?そう思う。自分のとった選択肢に自信がなくなったりする。
それでも自分の選択肢に自信を持ちたくて、がむしゃらに頑張ってみる。あれ、どこが私のゴールなんかな?
結婚して、妊娠して、家を買った。もう1度地元の友達に合う。なんか感じる安心感。
あれ、なんで安心感感じるんかな・・・?
おかしいな、私は私で選んだ道やのに、なんで安心感を感じる必要があるんやろう・・・?
言い訳ではないけど、地元の友達はめっちゃ好き。一緒に会ってて居心地がめっちゃいい。やからこれは、他でもなく私自身の問題。
ただ、こういう若干の違和感って、いわゆる「20代をがむしゃらに仕事に打ち込んできた女性」は結構感じる人多いんじゃないかな?
そういう意味でも、読んでて後からじんわーり、心に響く本でした。
この物語の最後に、みのりが話す言葉。人に向かって話しとるけど、これは、自分自身に話しとる言葉な気がするなー。
小さい頃は、渡された紙に描いている点にしたがって、ただそのまま線を引くだけだった。でも今は、好きなところに点を打ち、好きなようにつなげていける。その分、責任だって大きいし、大変なこともたくさんあるけれど、でも、なんて尊くてすごいことなんだろうって思うんです。
出典:点をつなぐ
気になる人は、ぜひぜひ読んでみてくださいなっ\(^o^)/
※ちなみにこの本、メルカリで1000円で即売しました(ニヤリ)
ほな、まったね〜(`・〜・´)ノシ @itol_sproutさんをフォロー