【保活】保育園に入るための完全ガイド(待機児童が多い地区向けの方法・手順)
こんにちは!IT系アラサーOLのスプラウトです(`・ω・´)
なつお(2歳)は今、保育園激選区にて、認可園保育園に通っています。
2年ほど前に保活を死ぬほどやって、その時に何をやったかブログに残しておこうと思い2年間も下書きのまま保存されていました笑
ようやく重い腰をあげて再度保活のタイミングになってきたんで、下書きをちょっとアップデートして公開してみたいと思います。
目次
- このブログが役立つ人
- 保活って?何それおいしいの?
- いつから保活を始めるの?
- 1番良いのは、子育てしやすい場所に引越しすること
- 妊娠中にしておくべき【保活】とは
- 動き出す(見学・申し込み)ときに注意したいポイント
- 保活はとにかく根気が大事
このブログが役立つ人
このブログに書くノウハウが役立つ人は、待機児童が多いよ!保育園入るのが厳しいよ!と言われている地区に住んでいる人です。
そして、認可園に入れる方法はここでは伝えません。認可園に入れる裏技はないと思います。偽装離婚するとか、親が住んどるのに住んでへんフリするとか、なんかそういう、正統派ではない方法じゃないときっとムリ…( ´△`)
保活って?何それおいしいの?
保活(ほかつ)とは、保育園の入園を決めるための活動のこと。
特に都心では、保育園に入れたい!という人の数に対して保育園の受け入れ人数が少ないため、保育園に入れたいけど入れられない子ども(=待機児童)が多く存在します。
子どもが生まれると、元々働いている人の多くは育児休業をとると思うのですが、職場復帰までに子どもを入れる保育園を確保しないといけません。
保活の成功如何によっては職場に戻れず、そのまま会社をやめるはめになってしまう…ということにもなりかねないため、育児休業中のママは保活に奔走するはめになるのです。
また、求職中の方も同じで、新しく就職する会社が決まっていたとしても、子どもが保育園に入れないことによって、入社を辞退しなくてはならないという方の話もちらほら聞きます。
それだけではありません。子どもと24時間一緒にいるために、求職活動すらできないということも普通にあり得るんです。コワイヨー。
いつから保活を始めるの?
それでは、いつから保活を始めればよいのでしょう。
育児休業中?妊娠中?いやいや、妊娠する前…?
結論を言うと、ベストなのは妊娠する前(子どもが欲しいと思っている段階)です。
保育園に見学に行くことだけが保活ではないのです。
1番良いのは、子育てしやすい場所に引越しすること
妊娠前に保活を始めるべき人は、「子育てしやすい(保育園に入りやすい)環境があれば、そこに引越しができる人」。
東京都内だけ見ても、自治体によって待機児童数も違えば、子育てに関する施策も違います。
- 今の自分の住んでいる自治体の待機児童数・待機児童の割合はどの程度か?
- 待機児童の数は増えているか?減っているか?
- 待機児童解消のための取り組みの成果は上がっているか?
- (子育て世帯に向けた自治体の補助施策はどういうものがあるか?)
このあたりをざっと調べておきましょう(自治体のホームページを見てもよいですが、保育課のようなところに電話して聞いちゃうのが早いです)。
「あれ、うちの自治体めちゃめちゃ待機児童数や待機児童になった人の割合多くない?しかも年々増えていってない?」
みたいなところに住んでいる人は、良い環境に引越しができるか検討の余地あり。
ただ注意が必要なのは、待機児童の定義が自治体によって違うこと。
保育園に入れなくて育児休業を延長した人や求職中の人は待機児童に入れていません、など、「え、それ待機児童数ごまかしたいだけやーん!」みたいなところもあるので要注意。
一意に指標をみたい人にオススメなのが「保育園入園決定率」。
認可保育園に入れた人の数÷認可保育園に応募した人の数
の値を自治体ごとに比較することで、ざっくりとした「保育園の入りやすさ」を見ることができます。
ちなみに首都圏では、以下の団体で入園決定率を調査した冊子を配布しているそう。
もしこれから住む場所を考えるという人であれば、調査時間短縮のために申し込んでみるのもありかもしれません。
妊娠中にしておくべき【保活】とは
子育てしやすい自治体に引っ越すことができれば良いのですが、職場の関係や実家に住んでいる、持ち家であるなどの理由で引越しができないという人も多いと思います。
そんな方は、妊娠が発覚したらまずは調査を始めることをオススメします。
保活の手始め、現状把握
まず必要なのが、現状把握。
現状把握をすることにより、「自分が妊娠中から保活を頑張る必要があるのかどうか」が分かります。
ここでむやみやたらに頑張る必要がないという人は、生まれる時期/預け始めたい時期にもよりますが、どーんと構えておけばよいでしょう。
さて、保活の手始めに調査するべきことは以下4点。
- 住んでいる自治体の保育園状況(待機児童数や、保育園の新設状況など)
- 自分の世帯の認可保育園申し込み時のポイント数
ほとんどの自治体は、認可保育園の入園選考に「ポイント制」を用います。これは、「保育すべき事由」が大きい人ほど保育園に入園しやすくするためのポイントで、働いている時間や兄弟の有無、世帯年収等によってポイントが割り振られます。 - 自分の世帯と同じポイントの世帯が、自分の入れたい年齢のクラス(0歳児クラス、1歳児クラスなど)で認可保育園に入れているかどうか。
- ポイントがボーダーラインの場合、同じポイントの中での大体の立ち位置
同じポイントの中では、世帯年収が少ない世帯や、その自治体に長く住んでいる世帯が優先される傾向があるので、自治体の基準を調査しましょう。
妊娠中から保活が必要ない人
上記を確認した結果、
- 自分の住んでいる自治体は、待機児童がいないみたい!(入園決定率が100%に近い)
- 自分のポイント数の世帯であれば、●歳児クラスではほぼほぼ認可保育園に入れるみたい!
※0歳児クラスより1歳児クラスの方が一般的には入れづらい状況にあります。
ということが判明すれば、妊娠中から保活をする必要はあまりありません。
認可保育園に申込書を出す際の志望順位を決める必要があるので、暇な時間に見学に行く程度で良いでしょう。
妊娠中から保活をした方がよい人
一方、
- 待機児童めっちゃ多いYO!
- 自分の世帯のポイント数だと、結構認可園に入るの難しそう!もしくはボーダーっぽい!
のようなことが分かった人は、妊娠中から次の一手をとることを推奨します。
(私はこの調査を出産後にしたので、だいぶ出遅れた感ありました…)
自分が通える園を洗い出す
次の1手をとる必要がある人は、自分が通える園を洗い出しましょう。
まずは、認可・認証・認可外など種類を問わず現実的に通える園を洗い出すことが大切です(距離や月額費用、保育年齢など)。
情報は、以下で取得できます。
- 自治体の役所等で情報をもらう(冊子などを準備しているところもあります)
※認可外保育施設の検索は不可 - 自治体のHPで検索
※認可外保育施設の検索は不可 - 東京の場合は、東京福祉保険局のHPからダウンロード(情報が古い可能性あり)
認可保育園
認証保育所
幼保連携型認定こども園
認可外保育施設
私の場合は、認可外も含めてすべての園を一覧にし、Google Mapで自宅からの距離を調べました。
妊娠中から動けるのかの調査
認可保育園に関しては自治体を通じて一括で申し込みができるため何も考えずとも良いのですが、それ以外の保育園(国の認可を受けていない保育園)に関しては、
通うことが決まった場合、各施設と直接契約をする形になります。
そのため、月額費用や対象年齢、選考の基準も全て園独自。
HPにも載せていないことが多いので、最新の情報を知りたい場合は各園に1件1件電話する必要がありますΣ(゚д゚;) 大切な情報はアナログ。これはなぜかこの業界の鉄板のようです。コワイヨー。
そしてこれがめんどい!ほんまにめんどいんですが、これを妊娠中にしておくかどうかによって今後の明暗が分かれるので、空いている時間にちょこちょこと電話をかけていきましょう。
妊娠中に確認しておくべきことは以下。
- 妊娠中に申し込みが可能かどうか(出産後でないと申し込みができない保育園も結構ある)
- 選考基準(先着順か、兄弟優先か、自治体の基準に従うか、など。妊娠中の申し込みが不利になるパターンもある)
- いつ入園の申し込みが開始されるのか
- 前年申し込みした人が優先されるのか
スプラウトの感覚やと、4月入園の場合、早い園で入園の1年前くらいから申し込みを受け付けているところがあります。
なんで、特に先着順の園に申し込む場合は、同時に入園の申し込み自体の開始時期をいち早くチェックしておくのがよいでしょう。
動き出す(見学・申し込み)ときに注意したいポイント
先着順の園から先に申し込み(見学)を始める
ここからが実働になります。認可外の園の中で、先着順に入園が決まる園から先に、申し込みをしましょう。
基本的には申し込みをするには見学が必須の園がほとんどです。
人気の園だと、見学自体の予約が電話合戦になるところもあります。スプラウトも電話合戦に勝てず、見学すらできなかった(=申し込みももちろんできない)園がありました。
あーまだ見学行けないよって人も、見学に行くことができるのかどうかという点の調査をしなければいけないので、まずは隙間時間で手当たり次第電話をかけてみましょう。
申し込み時の願書では、必ず第一希望と書く
これはあまり推奨されませんが、おそらく選考基準に関わりのあるものです。
スプラウトは馬鹿正直に書いた結果、ほぼ全ての認可外の園の選考に落ちました。。。
願書の中には、こういう箇所があります
- 認可園や、他の認可外の園に申し込んでいる(申し込む予定がある)か
- この園は、第何希望か
- どのくらい預ける予定か
認可外の園の選考基準はあまり公開されていませんが、
- この園に対する志望度
- 預ける時間の短さ
- 子どもの月齢や障害などの有無
などが選考範囲に入っていると推察されます(いろんな園に電話した結果、おそらくこのあたりはどこの園でも考慮していそうでした)。
子どもの月齢や障害などの有無は嘘を書きようがないですが(どうせバレるし)、志望度や預ける時間については正直どうとでも書けるっちゃ書けるんですね、、、
そりゃ園にとってみたら、志望度の高い子にきてもらいたいし、月齢が低いのに長い時間預けられると困るというのは分かります(シフトの意味でもね)。
なので、このあたりをどう書くかどうかは、良心とご相談くださいmm
認可園は入らない(入れない)と割り切るのも手
実はなつおは、0歳児クラスでも認可園に入れる可能性はかなり低いことがわかっていました。
途中までは、認可園に入れるかも…!という淡い期待を胸に保活をしていたんですが、あるタイミングで、「これは、戦略を切り替えなあかん!」と決意。
とある保育園に申し込みをするときに「第一志望(単願)」として申し込みをしました。正確に言うと認可園の申し込みはしていたのですが、たとえ認可園や他の園に受かったとしても、この園に入れることになったら認可園には行かないと心に決めたんです。
これが、私の良心のギリギリのラインでした(本当の本当に単願ではなかったので)。
ただ、こう心に決めたことで、結果なつおは運良くこの園の姉妹園を紹介してもらうことができ、そこに入園することができたのでした。
そしてさらに運がよかったことに、入園した園がこの4月から認可園に切り替わったんで、認可園へのさらなる保活はしなくてすんだのです。
自分が入れるかどうかを判断して、スパッと割り切るのは、1つの手だなと感じた出来事でした。
とにかく数を多く申し込むこと
保育園の中でも特に0歳児クラスは、 何十人も預かってくれる園なんてありません。
そのため、結局は申し込み多数の中で一握りの人たちだけが入園できることになります。
ということは、やはり入園の角度を高めるには、保活の中でできる限り手広く、数を多く申し込むというのがセオリーなのではないかと考えてます。
結局みんなすることは同じで、複数の園に申し込みをする人がほとんどです。
ということは、申し込み者多数でも、他の園に入れた人はどんどん抜けていく=数多く申し込みをしさえすれば、入園できる確率は上がる。
…という、本当になんでもない普通の話ではあるんですが、ここだけは、面倒くさがらずにしっかりとスケジュールを組んで動き回るということをオススメします。
みんなが動く時期になると、それこそ見学に行くスケジュールを組めない、他の見学とバッティングしてしまう、なんてことがざらにあるので。
保活はとにかく根気が大事
保活って、本当に不毛なんですよね。
頑張った分だけ積み上がる、なんてことが全くない世界です。そしてアナログすぎるので超めんどい…
ですが、早めに始め、手順通りにものごとを進めれば、ある程度は楽になります!特にスケジュールに余裕が出てきます。
私も不毛な保活がかなりしんどかった時期もあります…が、園さえ決まれば全てが無駄でなかったと思えるようになりました(完全に結果オーライ)。
ただ、反省も多くあるのでこうして記事にすることで、未来のママさんたちの何かのお役に立てれば嬉しいですっ(`・ω・´)
ほな、まったね〜(`・〜・´)ノシ
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